オタクのままアラサーになりました。

基本的には働きたくないです。

日本はVR先進国になれるのか

最近VR関係のニュースがVtuber界隈を賑わしていますね。僕は特別VR技術や3Dモデリングに詳しいわけではないので、次々と新しいニュースを見せつけられると「もしかして今ってもの凄く時代が動いている時なのでは!?」と単純に興奮してしまいます。ひょっとしたら詳しい人達にとっては今更な話題だったり、大してすごくない事柄ばかりなのかもしれませんが僕が気になったVtuber界隈に影響を与えそうな話題を集めてみました。

VRMの登場

VRM - dwango on GitHub

VRMという新しい3Dアバター規格が発表された事でVRChatなどで現時点で3Dアバターを運用している人たちが盛り上がっているのをよく見かけました。

VRMについては上のURLの先に詳細は全て書いてありますが、もう少し分かりやすく単純に説明してます。

今までは3Dアバターを作成する時に使用するソフトによって完成する3Dアバターの規格はバラバラでした。そのため、3Dアバターを使用したいアプリケーションに合わせた規格で3Dアバターを作る必要がありました。同じゲームソフトがPS4XBOXでそれぞれ発売されるようなものですね。

しかしVRMという統一規格が登場したことによって、一度VRMで3Dアバターを出力してしまえばVRMに対応した全てのアプリケーションで作成した3Dアバターを使い回せるようになるわけです。一本のソフトでPS4でもXBOXでもSwitchでも遊べるようになるみたいな感じです。

先日発表されたVirtualCastもVRMに対応しています。今後出てくる3Dアバター対応のあらゆるアプリケーションがVRMに対応しているとすれば、VRMはバーチャル世界のパスポートになるかもしれませんね。

そしてcluster.がVRMに対応

 

Cluster.とはバーチャル空間に多人数で集まってイベントを開催できるサービスです。要はバーチャル世界の多目的ホールですね。このCluster.が早速VRMへの対応とVtuberテスターの募集を開始しました。今後はCluster.に大勢のVtuberが集まって盛大なコラボ配信をするような事が起きるかもしれませんね。

グリーがVtuber支援ファンドを開始

こちらのニュースも大きな反響を生んでいました。Vtuberに関係ないアニメブログなんかでも紹介されていたので知っている人も多いかもしれませんね。投資の規模は40億円になるそうです。現在多くの人が個人製作で行っているVtuber活動を企業がスタート時から支援するというのはなんだか不思議なビジネスですね。Vtuberという存在がそれだけ大きなお金を生み出す存在になっているということでしょうか。

 ENTUMが新人Vtuber募集の条件を変更

 

Vtuber専属事務所であるENTUMの新人Vtuberオーディション申し込み条件が「女性限定」から「性別不問」に変更されました。これで18歳以上なら男性でもミライアカリさんの同僚になれます!アラサーの僕でもVtuberで一発逆転ホームランを狙えるようになったわけですね。

こちらの話題は盛り上がっていたというよりVtuber界隈に希望を与えていた印象でした。この発表が出るまで人気のVtuberになりやすいのは女性という雰囲気があったのは確かですから。

 

 

この4つの話題を見て、VR技術やVtuberを社会に広く根付かせる基盤づくりが本格的に始まっているんだと感じました。VRMやCluster.の発展と利用者の拡大はVR技術がビジネスやコミュニケーションの面で活躍する可能性を持っていると思います。大勢の会議などはCluster.で行えば参加者は日本全国どこに居ても関係ないですよね。それならSkypeとかでも良いだろうと思うかも知れませんが、VR空間では色々なツールを使ったプレゼンテーションなども可能ですから伝えられる情報量が違います。

企業のVtuber支援と、性別を問わないオーディションは単純に夢があります。採用されるかはともかく、性別、立場など一切関係なく誰もがヒーローになれる手段と環境がある社会。そんな社会が出来るとしたらそれだけで人生の選択肢が一つ増えますね。リアル世界では田舎者はまず都会に行かないとヒーローにはなれないですから。Vtuberはヒーローになるための決意のハードルがすごく低いんですよね。

最近はTwitterなどを見ているとVR黎明期の今の時代に生まれて良かったような気がしてきます。一年後には今では想像すら出来ないような刺激的な体験をしているんじゃないかと期待が膨らんで止まりません。