カスタムキャストで女の子ごっこが楽しいアラサー無職
Vカツ、VRoid、ホロライブ、make Avatar、そして最近話題のカスタムキャスト。
手軽に3Dモデルを利用できるアプリが続々とリリースされ、完全オリジナルのモデルにこだわらなければ誰でも3DVtuberとして活動できる環境がすでに出来上がっている。
それぞれのアプリごとに長所と短所があるのでどれを使うかは好みが分かれるところだ。
そんなわけで、僕も話題のカスタムキャストを利用してみることにしたのだった(唐突)
カスタムキャストではスライダーでボディバランスや頭部の輪郭を自由に調整することができ、瞳、髪型、服装などは豊富に用意されたパーツの中から選択する。
選択したパーツを更にスライダーで微調整することもできるので、同じくカスタムキャストを使用して他人が作ったキャラクターと全く同じ物が出来てしまうという事はまずなさそうだ。
せっかくなので自分の性癖を詰め込んだ理想の女の子アバターを作っていこう。
髪型はセミロング。
眉毛は少し太めが好みだ。
輪郭は丸め。童顔っぽくしたい。
目はタレ目。これは譲れない。
そしてメガネ。オタクのアイデンティティだ。
…
……
………
どえらく可愛い女の子が出来てしまった……
完璧だ。
間違いなく僕のアバターは最高に可愛い。
この可愛い姿をみんな見て……
ちなみ表情やポーズは下の画像ように予め設定したものをフリック操作で切り替えていく仕様になっている。
特定の操作によって表情を変えるのはVirtual Castなどでも同じだ。
あまりにもマイアバターが可愛いので僕は、いや、私はLINEやskypeで女の子として振る舞うことを決意した。
親、兄弟、昔からの友人が登録されているLINEで女の子になるのは少し躊躇したがとくに問題は起きなかった。
むしろ好意的に受け入れらているような気さえする。
きっと私が可愛いからだ。
女の子になったことでメッセージの返信にも変化が生まれた。
前日までは必要最低限の返信しかしないのが普通だったが、女の子になってからはできるだけ相手の印象に残る返信を心がけるようになった。
心なしか相手の返信も楽しげに見える。
きっと私が可愛いからだ。
ここまで来るとやはり声も女の子ボイスにしたくなるのは自然の摂理だ。
どんなにテキストチャットで女の子になってもボイスチャットではアラサーの野太い声が発声されてしまう。
女の子ボイスへの変換と言えばボイスチャンジャーソフト“恋声”の出番。
有名なバ美肉おじさん達もみんな恋声によって女の子としてのペルソナを確立させていた。
これを使えば間違いないはずだ。
というわけで実際に試してみたのだが……
どうやら僕は恋声の適性者ではなかったようだ。
限界裏声状態で辛うじて女感が出てきたか?という程度。
喉がキツすぎて一言以上は喋ることができなかった。
残念ながら真の女の子(?)に成ることは出来なかったが異性としての自分をロールプレイするのは想像以上に面白いという知見を得ることができた。
素に戻ったときかなりキツいが、ここは騙されたと思って是非みなさんも一度女の子体験をしてみて欲しい。